多くの命、財産、生活を奪い、10日以上経った今もまだ余震が続いています。
同時に世界中から支援の手が差しのべられ、募金活動も行われています。
著名人、アスリート、企業、個人。関心を持つ全ての方がいろいろな手段によって、
この国を救おうとしています。
震災が起きてから、自分に何ができるか、また何をすべきかを考えていました。
そしてまわりの仲間も同じでした。個人だけではなく、みんなで何かを、と。
そこで今回、自分が「言いだしっぺ」となることで、自転車を通じて、少しでも仲間と
その意識を共有することで、この国の復興に協力出来ればと思い、
このイベントを企画させていただくことになりました。
募金の効率を考えるのであれば、直接寄付するのがベストであると思いますし、
すでにみなさんもされていると思います。
ただ震災に遭っていない人は、今までと同じように過ごすことが、これからの復興に
力になることも事実です。ペダルをこいで、前に進む。自分たちが普段していることを
することが大切なのです。
震災後、関西ではダウンヒルライダー大島レイジが自身のイベント「MMC」を
チャリティーイベントとして行おうと試みましたが残念ながらキャンセルに。
他には静岡県修善寺CSCや横浜緑山のBMXレースも相次いでキャンセル。
また開催予定日である4月3日には、関東でMTBのイベント「春さが」が予定されていましたが
こちらもキャンセルとなりました。開催される地域によって理由は様々ですが、
イベントがまともに開催されていないのが現状です。
そこでいろいろと考えていた時、三重県のスポーツマジック桑名にある
GONZOトラックが浮かびました。ご存知のとおり、GONZOトラックは昨年
コースクローズとなりました。しかし他の施設は営業を続けており、GONZOトラック自体は
残っているので、手直しすれば走ることは可能なはずと思い、
すぐに元管理人のドッヒーに連絡しアポを取り、ライダーの櫻井コウタと合流し
スポーツマジック桑名へ行き、今回の旨を伝えると「是非使ってください」と快く承諾して下さいました。
スポーツマジック桑名へ行き、今回の旨を伝えると「是非使ってください」と快く承諾して下さいました。
GONZOトラックに関しては、ローカルライダーの塚原睦人を筆頭に、再会への方法が
検討されていますが、今回は特別例として使用を許可していただきました。
個人的にも今ここでもう一度GONZOを思い出してもらうことで、再度復活への意識が
高まればという思いもあったので、とてもうれしく思います。
企画から開催まで2週間しかありませんが、みんなの協力=参加をお願いします。
そしてこの限定オープンのGONZOトラックをもう一度走って楽しみましょう。
マウンテンバイクライダー
塚本岳